照明柱や道路標識などの根元部分は、雨水や融雪剤、土壌中の水分の影響を受けやすく、長期間の使用によって腐食が進行することがあります。
腐食が進むと柱の強度が低下し、強風や衝撃によって倒壊するおそれがあり、通行人や車両への重大な事故につながる危険性があります。
今回は、2018年に特許を取得した補修方法(特許第6421312号)を用いて、腐食した鉄柱の補修を行いました。
使用製品
サビキラーPRO RS:サビ転換塗料
油分の多い箇所のサビ転換に使用可能な、浸透性の高い油性のサビ転換プライマーです。
希釈不要で、サビに直接塗装できます。
BAN-ZI AID(バンジエイド):補修シート
BAN-ZI AIDは紫外線硬化型ポリエステル樹脂シート(ガラス繊維入り)です。
サビによって腐食した鉄部などに貼るだけで手軽に修繕・補修ができます。
サビキラーラバーロック:防錆塗料
シリコーンゴム100%の塗膜により、長期間にわたり優れた防錆効果を発揮します。
また、強力な防水性能を備えており、雨水や結露の侵入などサビの原因からしっかりと保護します。
施工例
鉄柱の補修【事例1】



鉄柱の補修【事例2】


施工手順【事例1】
①ハツリ・下塗り
鉄柱の根元周辺のコンクリートを取り除き、サビ面にサビキラーPRO RSを塗布します。
赤サビを黒サビに転換し、サビの進行を抑制するとともに、素材の硬度を向上させます。

②根元部分にBAN-ZI AID巻き付け・硬化
腐食部にBAN-ZI AIDを巻き付け、紫外線照射機を用いて硬化させます。(※1)
直射日光で約30分~60分、曇りの場合は約半日で硬化します。(※2)
紫外線照射機の場合は約15~30分で硬化します。(※3)
※1 施工前、密着性を高めるため施工部全体にBAN-ZI AID専用プライマーの塗布を推奨しております。
※2 硬化時間は施工状況により異なります。
※3 推奨の紫外線照射器を使用した場合の目安時間となります。

③埋め戻し
コンクリートでハツリ部分を埋め戻します。
④再度BAN-ZI AID巻き付け・硬化
埋め戻し後、再度BAN-ZI AIDを放射状に巻き付けます。
ハサミで簡単にカットでき、施工箇所の形状に合わせた施工が可能です。
ローラー等を用いてしっかり圧着させてから、紫外線照射機で硬化させます。
※貼り付け前に、下地処理としてサビキラーPRO RSを塗布しています。

⑤平面部へBAN-ZI AID貼り付け・硬化
平面部にもBAN-ZI AIDを貼り付け、ローラー等を用いてしっかり圧着させてから紫外線照射機で硬化させます。
⑥上塗り
仕上げに上塗りで、サビキラーラバーロックを施工します。
BAN-ZI AIDは硬化後の上塗りにも対応しており、サビキラーラバーロックを施工することで優れた長期防錆・防水効果を発揮します。
施工手順【事例2】
①下処理
施工箇所の素地調整・浮きサビなどの除去(3種ケレン程度)・洗浄・脱脂を行います。

②BAN-ZI AID巻き付け
BAN-ZI AIDをハサミやカッターナイフで腐食部の形状に合わせてカットします。
放射状に巻き付け、しっかりと密着するようにローラー等を用いて圧着させます。

③硬化
紫外線照射機を用いて硬化させます。(※1)
直射日光で約30分~60分、曇りの場合は約半日で硬化します。(※2)
紫外線照射機の場合は約15~30分で硬化します。(※3)
※1 施工前、密着性を高めるため施工部全体にBAN-ZI AID専用プライマーの塗布を推奨しております。
※2 硬化時間は施工状況により異なります。
※3 推奨の紫外線照射器を使用した場合の目安時間となります。
④平面部へBAN-ZI AID貼り付け・硬化
平面部にもBAN-ZI AIDを貼り付け、浮いて空気が入らないようにローラー等用いてしっかり圧着させます。
圧着後、紫外線照射機で硬化させます。

⑤施工後
硬化後は上塗り塗装やドリルでの穴あけが可能となります。
まとめ
本施工では、2018年に特許を取得した補修工法(特許第6421312号)を用いて、腐食が進行した鉄柱の補修を行いました。
これにより、腐食の進行を抑えながら、劣化した部位の強度を回復し、あわせて長期的な防錆・防水性能を持たせています。
結果として、柱の耐久性と安全性の向上につながり、通行人や車両に対するリスク低減にも寄与する施工事例となりました。
商品や使用方法についてご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。





腐食した鉄柱の根元部分に、太陽光(紫外線)に当てることで硬化し、高い密着性と硬度を発揮する「BAN-ZI AID」を貼り付け補修します。この補修工法は、2018年に特許を取得しております。(特許第6421312号)